【八王子】高尾山の草木や花、ユーモア交え紹介「ぽれぽれ高尾山観察記」
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高尾山の草木や花、ユーモア交え紹介(読売新聞)
高尾山で出会える草木や花などを紹介する観察記を、八王子市の電子技術者、黒木昭三さん(70)が出版した。「ぽれぽれ高尾山観察記」(けやき出版)。「遊び心」をテーマに、自ら撮った写真をふんだんに使いながら独自の視点でユーモアを交えてつづる。「高尾山は毎年、新しい花に出会える不思議な所。その魅力を多くの方に知ってもらえたら」という。
高尾山の植物は1300種類を超えると言われる。「宝の山」と呼ぶ黒木さんは、休日にはほぼ通い詰め、山歩きに費やしている。
観察記では約180種類の植物を取り上げた。「ぽれぽれ」とはスワヒリ語で「のんびり、ゆっくり」の意味。タイトル通りじっくり草木と向き合い、「一つひとつ観(み)て感じたままを書いた」という。
前書きで黒木さんは「ホタルブクロやハンショウヅルなどの花は、なぜ下向きに咲くのだろうか?」と問いかける。「雨からオシベ、メシベを守るため、では面白くない。上向きだと余計なエネルギーが要るし、そんな余分な予算の持ち合わせがないから(略)などなど……珍回答は遊び心でいくらでも導き出せる」
冬は花が途切れる季節だが、十分に楽しめるという。黒木さんのお薦めは、シモバシラという名の植物にできる造形美豊かな霜柱や、葉の落ちた茎や枝に残された跡「葉痕(ようこん)」。葉痕には様々な「顔」のような模様が見える。観察記ではクズの葉痕を、「クズ王国」と銘打って紹介。立派なひげを生やした国王や、居眠りする国会議員、酒飲みの国民などに見立てた11種類の「顔ぶれ」が登場する。
掲載した写真は三百数十点。「少しでも良い、旬のカットを」と3年かけて撮り、校了の直前まで差し替えを続けたという。「専門外の一ハイカーがあくまで独断と偏見で書きました」と黒木さん。各植物の基本データも調べて載せている。
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